新しいこし餡「コク味あん」を提案
生キャラメルの実演も

 カジワラ(梶原工業)は特許出願中の「コク味あんユニットK・CAT(ケー・キャット)」と「かた煉りレオニーダーKRSα」などの新製品をFOOMA(西1G-46)でアピールする。

かた煉りレオニーダーKRSα

 見どころの一つが「コク味あん」の提案。コク味あんは皮まで使ったこし餡。ご飯炊き方式により小豆本来のうまみ・香りを炊き込んだ後、あん粒子を壊すことなく、小豆の皮を微細に粉砕して、口あたりのまろやかなペースト状のあんに仕上げる。
 豆煮から渋切り・本炊き・蜜漬け・粉砕・あん煉りまで全ての工程を一つの釜で行なうことができ、イニシャルコストを大幅に削減し、単位面積あたりの生産性が向上。こしあん製造と比較すると、作業時間が約15%、使用水量を約75%削減し、皮の廃棄費用もない。

 「かた煉りレオニーダーKRSα」も特許出願中の新製品。ナッペ(なでつけ)とかきとりを交互に繰り返す独自の撹拌で、焦げ付きやすい食材でも釜内面に焦げを発生させない。かたまりやすい食材はほぐしながら共回りすることなく混合できる。
 羽根の裏面のガリ(圧密された製品)が発生しないため、ガリが製品に混入するという心配もない。

 既存の「クッカー・ソーカーKAM−05」、「卓上加熱撹拌機KRミニIH」、「加熱・冷却乳化機Σ(シグマ)」、「ハイブリッド加熱撹拌機電磁スチーム」、「ロータリーフライヤーRFND」も展示・実演する。
 風味・食感・品質の向上に加え、自動化・省力化した生産機械・システムを小型機から大型機まで数多く出展することで、加熱調理機器メーカーとしての総合力をアピールする。話題の生キャラメルの実演や焼きそばの実演も毎日行なう。