農林水産省は食品トレーサビリティ「実践的なマニュアル(各論 農業編、各論 畜産業編)」を作成した。
理論編の「総論」、実践編の「各論」、各論を補完する「取組手法編」の3種類で構成。取り組みの意味や効果を理解し、業務手順を検討する場合は「総論」から、すぐに実践する場合は、業種ごとの取り組みの進め方などを解説した「各論」から読み進められるようになっている。
また、トレーサビリティの取り組み要素を3つのステップに分け、食品トレーサビリティに取り組んでいない事業者が簡単に導入できるよう、図やイラストを多く掲載し、取り組みのヒントや事例を紹介し、徐々にステップアップできるように解説している。
同省は、2013年度から「食品トレーサビリティ促進委託事業」で、 業務手順の組立てや記録様式の作成管理などについて解説した「実践的なマニュアル」を作成してきた。
2015年度は、「各論 農業編」、「各論 畜産業編」を作成し、業種別の「各論 漁業編」、「各論 製造・加工業編」等と合わせて、生産から加工、流通、販売までの7業種の「実践的なマニュアル」が揃った。
「実践的なマニュアル」は、農林水産省ホームページ「トレーサビリティ関係」からダウンロードできる。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trace/index.html#4