製菓・製パン機械を展示・実演

　レオン自動機は製菓・製パン機械の展示・実演を行なう他、自社製機械を使った独自の提案商品を披露、食に関する情報を発信する。また展示の目玉として、成形・焼成・包装までの洋菓子の一貫生産システムを実演する。

生産性の高い
「２列火星人ＷＮ０５５」

　同社主力の包あん機「火星人」は、ユーザーの生産規模に応じて様々な機種を提案。和菓子、洋菓子、調理惣菜など様々な食品成形ができる包あん機で、豊富なオプションを組み合わせることで、バリエーション豊かな成形を実現する。「火星人ＣＮ５００」は和菓子、洋菓子、パン、調理製品など多様な生産が可能。「２列火星人ＷＮ０５５」は１台で２台分の生産能力をもつ。「火星人ＣＮ０１０」は多品種・少量生産に最適な機種。「チビロボＣＮ００１」は店頭用（卓上用）の超小型包あん機。

　パン生地を傷めないストレスフリーの製パンライン「ＶＭ２５０ライン＋カップラウンダー」は、食パンやロールパンはもとより、長時間発酵パン、天然酵母パン、米粉パン、ライ麦パンなど、従来は機械化が難しかった商品も生産できる。接続したカップラウンダーで、きれいな丸め成形を実現。基本構成の全長は約４ｍとコンパクト。生産能力は１時間当たり250㎏（５袋ライン）。

　「ＨＭライン」はパイやクロワッサンなど折り込み生地製品用のストレスフリー製パンライン。新型延展装置「マルチストレッチャー」により、手粉使用量を従来の三分の一に低減。製品の品質向上と、手粉の飛散が少ないクリーンな作業環境を実現。機械内部の隅々まで清掃・点検でき、衛生面にも配慮した構造。

　「リテイルマイスター」は小型の生地分割丸め機。生地を傷めずに高精度な秤量分割と丸め機構を備え、幅800㎜×奥行700㎜のコンパクトなボディーに収めた。「イージーインクラスター」は、アンパンなどの包みものパン・菓子用の小型包あん成形機。本来は熟練が必要な包み作業が自動的に行なえる。しかも作業者１人で時間当たり約900個の生産能力。

　「マルチサンドライン」は最中、マカロン、サブレサンドなど、フィリングをサンド成形する菓子用の多品種ライン。また「ガトーデポ」はデリケートな生地に適したデポジター。生地の物性に影響を与えない独自機構で、品質の高い商品が製造できる。「クワトロフォーマー」は四つ折りパイを生産する小型ライン。精度が高く、きれいに仕上がる。「ラックＢｏｘスチーマー」はトレイに乗せた饅頭を自動的に蒸しあげる。包あん機とコンパクトパンナーに接続して、成形から蒸しあげまでの自動生産のライン化が可能。

　「ピザスピナ」はピザの生地玉を丸く薄く延ばす小型の延展機。幅600㎜×奥行600㎜×高さ700㎜のコンパクトサイズ。簡単な操作で、時間当たり約90枚の生産能力。フチ付きピザや、生地玉にカレーやチーズを包んで延ばしたフィリング入りのピザにも対応できる。「ＲＮ洗浄機」はレオン包あん機の部品洗浄用に開発。強力な温水噴射と回転するバスケットで、複雑な形状の部品もきれいに洗い上げる。ミキサーボウルなどの洗浄もできる。