食品の衛生検査サイトを公開、製品情報など発信

 日本水産のグループ子会社、日水製薬(東京都台東区、小野徳哉社長)は産業検査薬部門のサービスサイト「食品・環境検査分野 衛生管理関連サイトCOSMO KAI(コスモ会)」をこのほど公開した。

 これまでは食品・環境検査の関係者や研究者が対象だったが、同社製品の導入を検討している企業の担当者やHACCP運用の担当者らも利用できる。

 新サイトでは学術的・技術的な情報やよくある質問に対する回答をわかりやすく伝えるほか、新製品や導入事例なども紹介していく。今後はオンラインセミナーのアーカイブ配信や検査の基礎知識に関する情報も配信するという。会員登録(無料)すれば各種製品の試験成績書なども閲覧できる。

       「食品・環境検査分野 衛生管理関連サイトCOSMO KAI」

細菌検査用培地などを提供

 日水製薬は産業検査薬、臨床診断薬、細胞培養関連の3分野を事業領域としている。 産業検査薬分野では誰でも簡単に検査できる細菌検査用培地やHACCPによる衛生管理に適合した各種製品を提供している。

 培地調整が不要の「菌数測定用培地コンパクトドライ」は米国の分析・検査法の検証機関であるAOAC(The Association of Official Analytical Chemists)の認証を取得している。

 今回のサービスサイトの公開は、2021年10月の「再生医療分野 細胞培養関連サイト」、2022年4月の「臨床診断薬分野 医療関係者向けサービスサイト」に続くもので、これで3事業すべてのサービスサイトを公開したことになる。