カゴメは管理栄養士による専門チーム「野菜と生活 管理栄養士ラボ」を立ち上げ、主に法人や自治体に対して健康経営を支援するコンテンツの提供などを、9月下旬開始致した。
同社従業員である管理栄養士19名による、「食と健康」に関するコンテンツを開発・提案する専門チーム。カゴメがトマトを中心とする野菜の研究活動で培った知見や、小売店、中食・外食業態を展開する企業向けの営業活動で培ったメニュー開発・提案力を活かし、「健康セミナー」や「メニューレシピ監修」など、日々の健康づくりに役立つコンテンツを開発し、主に法人・自治体向けに提案する。
活動第1弾として、三菱地所の従業員にむけて、野菜を中心とした食生活を提案する「Happy Wellness」セミナーの開催や、同社従業員の野菜摂取量向上と健康に対する意識改善・行動変容を目的とした「朝ベジ運動」キャンペーンを実施する。
「Happy Wellness」セミナーは野菜の彩りで毎日のカラダとココロを笑顔にするセミナー。これまでにカゴメが培った知見とノウハウを活かし、楽しく簡単に食生活を改善する。
「朝ベジ運動」キャンペーンは朝、社内で野菜ジュースを飲むことで、健康に対する意識の向上と行動の改善を促す2週間のチャレンジキャンペーン。これにより健康活動ムーブメントを起こし、従業員の健康に対する興味・関心を高める。
三菱地所は昨年10月に健康経営宣言を制定し、全社をあげて健康経営に取り組んでいる。
少子高齢化による労働人口の減少と高齢化、医療・介護費などの社会保障負担の増加などを背景に、企業や自治体にとって従業員・職員の健康管理は、1人1人の業務生産性の維持・向上、社会保障費用の抑制などの観点から、重要な経営課題になっている。
カゴメは将来像を「食を通じて社会問題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業」としており、「健康寿命の延伸」などの社会課題を事業機会と捉えており、「今後も野菜を手軽においしく摂取できる商品や健康価値情報の提供を通じて、成長していきたい」としている。