キリンエンジニアリングは「食品工場建設をトータルにサポートする」をテーマに、エンジニアリング会社の機能と必要性を紹介する。ブース内ステージでは、即席麺メーカーのマルタイが約50億円を投じ、今年1月に新設した福岡工場の事例を映像で紹介する。
同社が手がけたマルタイの福岡新工場
同社が考える食品工場のトータルサポートとは、(1)企画の段階から本稼働、メンテナンスまでという一連的なサポート、(2)建屋だけでなく、生産設備やユーティリティなど機能面の幅広いサポート――であり、一貫した責任体制でユーザーを支えている。
同社が建設に携わったマルタイの新工場は本社機能を持ち、旧福岡工場と佐賀工場で製造していた皿うどんの設備を集約、1日あたり20万食を生産でき、スープや調味油などの生産も内製化している。
デモンストレーションでは、粉末スープラインに「コンテナブレンダー」を新たに導入して省人化に成功した事例や、見学者通路を設けながらも生産ラインの動線確保で効率化を図った事例などを紹介する。
このほかにも、同社の数多くの実績の中から16工場をパネルで紹介する。食品スーパーのセントラル工場や菓子工場、漬物や水産加工など幅広い分野の食品工場の建設に対応できる点を訴求する。
今年は海外コーナーを新たに設け、同社の台北支店のスタッフ2名がブースに常駐して、食品メーカーの海外進出の相談に応じる。また、国内設備投資の海外調達によるコストダウン提案など幅広い助言を行う。