日食工、最新技術で日本を元気に

 一般社団法人日本食品機械工業会(尾上昇会長)は通常総会を都内で30日開いた。

尾上会長

 今年度の事業計画の重点事項として、食品機械の安全・衛生化の推進、産学技術交流の促進と関連技術情報の普及、欧米の安全関連情報調査や規格研究機関との連携などを掲げ、食品関連業界が協力して安全・安心を追求し、消費者のニーズに誠実に応えていくことで意見を統一した。
 今回は役員に変更はなく、一般社団法人としてのスタートの年を現体制が中心となって進めていくことを強調した。
 総会後の懇親会で挨拶した尾上会長は「経済が大変厳しい状況だが、昨年の食品機械の売り上げは前半は出足が遅れたものの、後半から持ち直し、前年比1.6%減に踏みとどまった。改めて“食”は強いと感じた。開催が迫った国際食品工業展(FOOMA JAPAN2012)で最新技術を披露し、日本経済が元気になるよう一致団結して盛り上げていこう」と呼びかけた。
 来賓挨拶した経済産業省製造産業局産業機械課の藤木俊光課長は「昨年のFOOMAを拝見したが、皆さんの創意工夫に感動した。今年もどんな技術に出会えるか楽しみにしている。復興から新しい成長へ向かうにはテクノロジーとイノベーションが欠かせないが、日食工がリードしていってほしい」と語った。