08年の冷凍野菜輸入数量、6.2%減77万0500t

冷凍野菜の需要は確実にある

 08年の冷凍野菜輸入数量は6.2%減77万0500tとなり、05年以来3年ぶりに80万tを割った。金額は円高の影響で11.8%減1111億3000万円と二ケタ減少した。中国産は数量17.6%減と二割近く落ち込んだが、輸入相手先のトップに変わりはなかった。財務省が1月29日発表した。
 数量ベースでは、ポテト2.4%増、豆類8.3%減、ほうれん草4.5%減、コーン5.5%減、さといも14.7%減、ブロッコリー4.5%減、混合野菜21.9%減、その他の凍菜13.4%減。ポテト以外はすべて前年を下回り、1kg当たりの金額もポテト以外はすべてマイナスとなった。

 国別では中国産が17.6%減30万3600tでトップに変動はないが、2位アメリカが3%増29万7900tと肉薄した。07年は4位だったタイが3位に、6位だった台湾が5位に、10位だったベルギーが7位に浮上したが、上位10カ国の顔ぶれは変わらなかった。