サラヤは茨城県北茨城市で建設を進めていた国内4カ所目の製造拠点「関東工場」がこのほど竣工したと明らかにした。食品、食品添加物、化粧品、医薬部外品、一般雑貨品洗浄剤などを生産する。
敷地は東京ドームの約1.2倍に相当する約5万7000㎡。鉄骨造3階建ての生産棟と同2階建ての管理・研究棟、ほかに付属建屋4棟で構成する。建築面積約8800㎡、延床約1万4000㎡。
食品や食品添加物、医薬部外品など多様な製品の製造に対応するため、設備のコンパクト化や作業の集約化・効率化を図った。
既存の大阪工場(大阪府柏原市)では洗剤や食品、伊賀工場(三重県伊賀市)では医薬品、消毒剤を中心に製造しているが、生産能力が限界に近づいており、供給能力の増強や新商品開発、新事業創設などの役割を担う。
併設した「食と健康 研究所」では主に食品やサプリメント、飲料に関わる新商品開発の研究設備を備えている。
従業員が利用できる保育所や、全長1kmのランニングコース、社員食堂を設けた。
関東工場外観