石巻のほくと食品を子会社化

 神戸物産は宮城県石巻市の水産加工品製造販売会社、ほくと食品(大森壮晃社長、資本金3100万円)の全株式を26日取得し、100%子会社とした。三陸で水揚げされた魚を石巻漁港近隣の冷凍加工場で冷凍加工品、レトルト食品に製品化し、同社が全国で展開する「業務スーパー」で販売する。
 ほくと食品は平成13年1月設立。22年7月期の売上高は41億1000万円、営業利益3878万円、経常利益1506万円、純利益1035万円。採算悪化により同年10月に民事再生法の適用を申請。23年3月の大震災でさらに事業の継続が難しくなったが、仮工場で水産加工と鮮魚の市場卸業務を行なっていた。