積水化成品工業は温度管理物流容器「エスレンコンテナ 断熱折りたたみコンテナ」の販売を始めた。コンテナを折りたたむことで、未使用時の保管スペースを縮小できるのが特徴。高さは使用時の約60%ダウンできる。
未使用時に保管スペースを確保
既存の折りたたみ可能な断熱物流容器は、組み立てや折りたたみの作業が難しく、耐久性や衛生の課題があり普及率は低い。同社が開発した製品は、独自のプラスチック加工技術と温度管理技術を融合し、これら実用面の問題をクリアしたという。
ポリプロピレン樹脂なので耐久性がある。洗浄機や金属探知機にも対応する。
温度管理が必要な食品メーカーや水産業者、外食産業、小売り・流通業などに販売する。2013年は1億3000万円、2014年度は1億5000万円の売上げを目指している。