床面洗浄機、操作性と環境性能が大幅向上

 アマノは「セーフティ&イージー シンプルオペレーション」をテーマに、使いやすく、安全で、環境にやさしい自動床面洗浄機「EGシリーズ」を6月29日発売した。

    (左)17インチ、(右)20インチ

 始動抵抗を従来機の約60%に抑え、手押し式で最も重要な「軽い操作」を実現した。
 操作パネルは、よく使うボタンの大きさや色を工夫し、わかりやすさを追求。洗浄作業の「パッド圧」、「水量」、「吸引力」の組み合わせを3パターンまで記憶できる機能を搭載し、よく使う機能が、ボタンひとつで切り替わるので、作業のマニュアル化も実現する。
 本体デザインは、パッド・ブラシを最前部にレイアウトし、ボディーになだらかな傾斜をかけた曲面形状を採用したので、前方と側面の視認性が向上した。「壁を傷つけることなく、できるだけ隅まで洗浄したい」という要望に対応する安全な運転ができる。
 パッドモーターの回転数を最適化したので、洗浄時に遠心力で飛散する水を抑制し、洗浄散水量を30%以上低減。モーター回転数の変更による洗浄力の低下はなく、従来機と同等の洗浄力を維持している。
 洗浄後の汚水を回収するスキージは、従来の弓形から進化した「V 型スキージ」を採用した。これにより防滑床での残水量は、従来機と比べ30%低減し、タイル目地内での残水量は、50%低減する。

 自動床面洗浄機は、大型ショッピングセンターやスーパーマーケット等の商業施設、駅や空港のコンコース、オフィスビルや機械製造・食品・化学工場等のファクトリーなど様々な場所で使用している。
 手押式の17インチ/20インチモデルを7月から出荷開始。第2弾として、自走式の20インチ/25インチモデルを秋季に市場投入する。
 手押し式は年間2000台の販売をめざす。