工場改善の実を上げよう!改善ノウハウ満載
 金をかけなくてもコストダウンができる
この道四半世紀 小杉直輝氏のセミナー

 食品工場の改善指導を行い四半世紀、小杉直輝氏が「これまでの集大成」という「食品工場改善セミナー」が11月4日東京都港区の三田NNホールで開催される。今回は「更なる生産性アップへの挑戦」がテーマ。
 小杉氏の指導はきわめてシンプルで実践的。求めるものがシンプルで、しかも具体的だから現場の人にとっては理解しやすく、受け入れやすい。小杉直輝氏が長年セミナーを実施し続けることができた要因だ。

        小杉氏

 次に改善の過程で語る小杉語録をいくつか紹介しよう。
 ★「現場は無駄の宝庫」。現場には無駄がゴロゴロ転がっているのに誰も気付かない。当たり前なこととして無駄を見逃している。無駄を見つける眼力をもつためには、まず、このままでいいという思い込みをなくすこと。

 ★「目からウロコ」。思い込みがなくなると目からウロコが落ちて、現場の無駄が見えてくる。忙しく働いているようでも、動きと働きは違うことを知るべし。
 
 ★「金をかけなくても原価は下がる」。最新機械設備を入れなくても、物の流れ、人の動かし方、ラインとラインのつなぎ方を改善して流れを作ればコストダウンは可能。

 ★「見かけの能率から真の能率へ」。ラインが早ければいいのか。ゆっくり確実のほうが真の能率が上がる。
 
 ★「コストダウンを楽しもう」。コストダウンが目に見えると作業が楽しくなる。

 小杉直輝氏は四半世紀にわたり多くの工場改善に携わってきた。工場改善は精神論でなく実践論であるから、その成果はコストダウンという数字で証明される。小杉氏による改善の歴史はすなわちコストダウンの歴史でもある。今も年間を通じて契約企業を巡回し、指導を続けている。
 小杉直輝氏は「長年の指導の積み重ねが自分の指導技術の向上につながっている。現場が私を鍛えてくれるのです」と語る。
 終わりのない改善、小杉直輝氏にとって経験の積み重ねが指導する材料の厚みとなり、より高度な改善テクニックとなるのである。

小杉直輝氏の「食品工場改善セミナー」東京開催
テーマ「更なる生産性アップへの挑戦」
11月4日(水)午前10時〜午後4時
会場 東京都港区・三田NNホール(JR田町駅、地下鉄三田駅下車)
参加費 1名1万800円(税込)、募集人員130名
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セミナーの様子、工場関係者らが全国から参加する