冷食工場にバイオガス、食品残さを発酵処理

 マルハニチロ(東京都江東区、池見賢社長)が冷凍米飯や麺類を製造する直営の大江工場(山形県)に建設していたバイオガスプラントがこのほど稼働した。同社がバイオガスプラントを導入するのは下関工場に次いで2例目。

 バイオガスプラントは、工場で生じた食品残さや端材などをメタン発酵処理させることで、再生可能エネルギーとして発電などの際に利用可能なバイオガスを発生させることができる。マルハニチロはサステナビリティ中期経営計画で「地球温暖化対策」、「循環型社会の構築」を重点課題として位置付けており、「再生可能エネルギーを活用することで、二酸化炭素および廃棄物の排出量の削減に取り組む」としている。

 発電規模は最大150kW、CO2削減効果は年間最大約700t。

            食品残さの発酵棟