新本社・低温物流センター５月稼働
大成物産��
吉澤社長
群馬県の有力業務用卸、群酒大成物産��（北群馬郡吉岡町、吉澤孝志社長）は本社屋・新低温物流センターを北関東道前橋南インター近郊の群馬県佐波郡玉村町に竣工、５月19日から稼働する。また社名を「大成物産�蝓廚烹儀遑影�付で変更した。
新センターは超低温・冷凍・冷蔵・常温の４温度帯対応。現拠点比で収容能力を約2.5倍に拡大し、冷凍・冷蔵収容スペースは約３倍に広げた。
冷凍庫1586�屐複鈎弊僂澹把螢薀奪�）、冷蔵庫1293�屐⊂鏖晃�3100�屐米院法�
「冷凍食品の扱いを今後増やす。そこで冷凍・冷蔵収容スペースを大きくとった。新拠点のキャパシティーから、年商120億円まで対応できる」（吉澤社長）。
インフラを生かし外食ルートのほか、メディカル（老健）開拓も進める考え。
仕入れを一本化、スケールメリットを発揮
プレゼンルームのテストキッチン
従来は本社のほか、東部営業所（太田市）、西部営業所（藤岡市）を構えてきたが、今後は新本社・物流拠点に事業所を集約する。仕入れを一本化し、スケールメリットを発揮する。新たなインフラを武器に外食をはじめ、病院・介護施設などの新規開拓を進め、売上げの大幅拡大を図る。
前９月期（45期）の売上高は約46億円だが、50期までに売上高55億円とする計画。
「老健向け商品など、細かいピッキングにも対応できるよう拠点を新設した。
売上高55億円の頃にはメディカルの比率10 ％ とすべく、強力に推進する」（同）。
群馬に留まらず、販売エリアを広げる
テストキッチンのスチコン
群馬県に留まらず、今後、埼玉県、栃木県まで販売エリアを広げる。広域に対応できるよう、インターチェンジ近くに土地を取得した。吉澤社長は「半径50�匏�内の外食・メディカル市場の掘り下げと新規の開拓に取り組んでいく」と説明する。半径50�匏�内に群馬県のほか、埼玉エリアも入る。
東部営業所と西部営業所は売却し、現本社兼物流センターは貸し出すという。
事務棟は２階建。１階は事務スペース、会議室。広さ410�屬離廛譽璽鵐襦璽燹∈膿型瀚宍ヾ錣鯣�えたテストキッチンを２階に完備した。このスペースを生かし、商品提案の取り組みを強化する。
休憩室や女性専用ルームなどを完備。事務所の壁を木目調にするなど居心地の良さも追求した。労働環境を改善し、働き方改革を進める考え。
女性採用にも積極的に取り組む。メディカル担当営業者を増やす。
センター屋上には太陽光パネルを計2408枚設置した。ソーラー発電で電力費の削減と二酸化炭素排出量の削減に取り組む。
施主は群馬県卸酒販、大成物産が賃借
新拠点の施主は群馬県卸酒販で、群酒大成物産は賃借する形となる。敷地は群馬県卸酒販が日用品卸から買い取った。
敷地約１万7200�屬涼罎坊�物のほか、約130台分の駐車スペースを確保した。
４温度帯対応の物流センターは平屋建て。荷捌き場にドックシェルターを24基取り付け、温度管理を徹底して入出庫作業を行う。
冷凍庫前室を広くとり、出荷前準備をしやすくしたことで、冷凍食品のリードタイム短縮を実現する。
群酒大成物産の新センター
明るい荷捌き場