マルトモは「焼津産」原料を使った鰹節のＰＢ製品に「枕崎産」と表示したことから、農林水産省から指導を受けた。これを受けて原料産地確認の社内体制の改善強化を図った。
まず、（１）問題が発生した経緯は�ヽ鐇瓩慮粁舛鬚海譴泙農賤儿�場である枕崎市の近藤水産から100％供給を受けていたが、昨年８月〜９月頃、枕崎地区の冷凍カツオの水揚げが極端に減少、同社が要求する品質の鰹節に見合う冷凍ガツオ原料の確保が困難となった。
��年末に向けての商品在庫の積み増し時期と重なり、10月に枕崎産の鰹節原料を確保すべく、取引業者各社に引き合いを出し、やむを得ず近藤水産以外の業者から枕崎産の原料を仕入れた。
��この時の仕入れ原料産地にトレースが不鮮明で明確でないものがあった。これに該当する製品はすべてＰＢ製品で５商品３万6000袋。それ以外には該当する製品はない。
（２）商品回収�〆鯒�12月26日から店頭、物流在庫などPB該当商品をすべて回収した。
��12月30日付で全国５紙に社告を出し、一般消費者からの商品回収のお願いと回収を終えた。
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（３）発生の原因は、�ゞ疇�水産以外の業者からの仕入れを行った際に、明確にすべきトレース確認の実施を行わなかったこと。産地指定商品に使用する原料の購入に関して、社内規定や確認手順が甘かったことが原因。
��品質を担保する品質保証部において、内部監査等の必要な実務が実施されていなかったことと、それに関する権限が品質保証部になかったことも原因。
（４）農水省の指導�＿�善（勧告）指導を受けた。
�∩缶魄�及び従業員に対し、品質表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底する。
（５）今後の対策（再発防止）原料表示が「枕崎産」とした商品は、今後近藤水産の原料のみを使用。
��原料の不足や不慮の事態等において近藤水産のみの調達が困難な場合は、事前に顧客に知らせる。
（６）今後の取り組み�。鰻遑菊�付で組織変更し、品質保証部を社長直属として、生産本部・開発本部に加え、購買部を含めた内部監査の権限を付与した。原料の購入については、産地確認の手順を規定として明確にし、確実に確認できるように改善した。
�∨［畚綣蕕療按譴魍亮造砲垢觴勸�教育を実施する。社長を本部長、専務を副本部長とする教育推進本部を設置し、コンプライアンス教育の計画立案と実施・検証を実行する。