最新計量器を続々投入、卓上型を10月発売

    データウェイΩ・α-アドバンス

 計量器総合メーカーの大和製衡(兵庫県明石市、川西勝三社長)は食品業界における生産性の向上や歩留まりアップにつながる様々な新型機種を提案している。

 全自動式計量機の「データウェイΩ・α-アドバンスシリーズ」は革新的技術を搭載した高速・高精度計量を実現。計量の高速化により2ラインの1ライン化を達成し、イニシャル・ランニングコストを1/2にした。計量の精度でも従来機に比べ歩留まりを1.6%改善。同量の原料投入に対する生産パック数を増加できる。

 同社では食材(被計量物)、計量値(ボリューム)、連動する包装機(能力)、設置場所(面積、高さ)に応じ、様々なモデルバリエーションでユーザーに最適な設備を提案する。

 「オートチェッカI・Jシリーズ」は計量速度480個/分、計量精度±0.07gの業界最高水準のパフォーマンスを実現した。見やすく、抜群の操作性を持つ10.4インチカラー液晶タッチパネルを搭載し、生産ラインの安心・安全に寄与する。付属機能として自己診断機能、点検お知らせ機能、良品/不良品振分確認機能(オプション)を搭載。被計量物や設置するラインに応じた特殊仕様にも対応する。

多品種・少量向け自動箱詰め装置

 自動箱詰め装置「ケースパッカー」は縦詰め、平詰め、差し身詰めなどの多彩な詰めパターン、多様な包装品の箱詰め作業にフレキシブルに対応する。品種切り替え作業が簡単で迅速に行えるので、多品種・少量ラインにも最適なモデル。

 箱詰め能力は135袋/分の安定した高速処理を可能にした。ステンレス製のコンパクトボディは、省スペースでの設置を実現し、設置場所を選ばない。あらゆる生産ラインの効率化、省人化を提案している。

 新型卓上データウェイ「TSD-N3シリーズ」は明太子や惣菜などの壊れやすい商品、粘着性が高い商品に対応したベルト搬送式の組み合わせはかり。1分間に最大50個(従来機の50%アップ)の計測を実現。包装機と連動することで作業人数を削減できる。2020年10月発売予定。