IoT家電の利用データから見える料理の傾向

 IoT家電を使ったレシピインストールのイメージ

 冷凍の健康食宅配サービス事業を全国展開するファンデリー(東京都北区、阿部公祐社長)は「IoT家電で見えた消費者のホンネ」と題した無料ウェビナーを6月8日から4回にわたって開催する。

 シャープの水なし自動調理鍋「ホットクック・ヘルシオ」の利用データからコロナ禍で料理の傾向がどのように変化したのかを紹介する。利用データは「ヘルシオ」で選ばれやすいレシピや料理の時間・曜日、季節のトレンドなど。調理機器へのレシピインストールや家電の音声レコメンドによる態度変容の事例も紹介する。

 開催日程とテーマは以下の通り。
 第1回:6月8日(火)
「チキンカレーは何曜日に食べられる?〜IoT家電で見えた消費者のホンネ」

 第2回:6月15日(火)
「みそ汁がいる曜日、いらない曜日の法則は?〜ホットクック味噌レシピの事実」

 第3回:6月22日(火)
「トーストが焼かれるのは朝何時?〜ヘルシオが捉えたモーニングルーティーンの変化」

 第4回:6月29日(火)
「コロナ禍のクリスマスディナーは牛?豚?鶏?〜ポイント家電による年間トレンドのリアル」

 各回とも午前10時10分〜10時50分。ウェブ会議ツール「Zoom」を利用する。定員は各回100名(事前登録制)、無料。下記のURLから申し込む。申込期限は各回開催日の午前9時。
 https://bit.ly/3bR5F7h

ポイント家電で新サービス開始

 ファンデリーはIoT家電を使った広告メディア事業「ポイント家電」をシャープと共同で運営している。無線LAN機能を搭載したシャープの家電を通じて、食や健康、生活に関する有益な情報を利用者に音声・画像で広告配信している。

 広告を視聴するごとに各種景品と交換可能なポイントを付与する仕組み。ポイント家電の対象は調理鍋のほか、オーブンレンジや冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどがある。

 今年2月には食品メーカーのレシピを「ポイント家電」にインストールできるサービスを始動した。第1弾としてヤマサ醤油の濃縮つゆ商品を使ったレシピ3品を搭載した。商品の売上げ拡大を支援する。