冷凍倉庫を米国で稼働、保管能力1.5倍に増強

 鴻池運輸は米国のグループ会社で、肉や魚、果物などの入出庫保管を請け負うKONOIKE-E STREET(KES)社がカリフォルニア州内に建設を進めていた冷凍倉庫を竣工し、このほど稼働を開始したと発表した。

 新倉庫はロサンゼルスのウィルミントン地区にある既存倉庫の隣接地に建設。主に肉や濃縮果汁などの冷凍食品を扱う。延床面積1522坪、保管能力8000パレットで、既存倉庫と合わせるとKES全体で延床面積は約4000坪、保管能力は2万3000パレットと1.5倍に拡大した。

 北米のグループ会社はKESのほか、冷凍・冷蔵倉庫のKONOIKE PACIFIC CALIFORNIA(KPC)社など3社あり、全4社は「KPACグループ」としてロングビーチ港のエリアに集積している。

 今回の新倉庫には保管期間が比較的長い冷凍食品を保管し、既存のKES倉庫やほかのグループ会社の倉庫には生鮮食品など回転率の高い商品を集約する。保管能力とともに作業効率を上げて大口得意先の取り込みを図る。

              KES社の新倉庫の外観