売上げ好調な植物由来キャップ付き紙容器、今度はリプトンが採用

 紙容器充てん包装システムの大手サプライヤー、日本テトラパック(東京都千代田区、アレハンドロ・カバル社長)は、植物由来素材を使用したキャップ付き小型紙容器「テトラ・プリズマ アセプティック容器 330ml ドリームキャップ26」が森永乳業の「リプトン 無糖ストレートティー」、「リプトン ジャスミンティー」に採用されたと発表した。植物由来素材のキャップ付き小型紙容器が無糖紅茶に採用されるのは国内初という。

 今回の容器に使用している板紙はFSC(森林管理協議会)認証を取得している。そのうえでサトウキビを原料とする植物由来の「ドリームキャップ26」を採用することでCO2削減量を7%削減できるという。従来の化石資源由来のキャップと同じ外観と機能性を保持しながら、より環境に配慮した紙容器を実現した。

 植物由来のキャップ付き小型紙容器は環境面だけでなく、持ち運びやすさや適量なサイズ(330ml)が評価され、昨年は過去最高の売上げを達成した。野菜・果汁系飲料のほか、オーツミルクやアーモンドミルク、コーヒー飲料やミネラルウォーターにも採用されており、そのカテゴリーを年々広げている。

 テトラパックの調べによると、茶系飲料は国内の飲料カテゴリーで消費量がもっとも多い約26%を占めるという。今回、無糖紅茶に初めて採用されたことで、売上げのさらなる拡大が期待できる。

森永乳業の「リプトン 無糖ストレートティ」と「リプ
トン ジャスミンティー」