ロジプラン、ロジ大賞奨励賞、冷食の共同配送で評価
ニチレイロジグループのロジスティクス・プランナーが「2010年度ロジスティクス大賞奨励賞」を日本ロジスティクスシステム協会（ＪＩＬＳ）から受賞した。ロジスティクス・プランナーが３ＰＬ業者として参画する冷凍食品メーカー３社（味の素冷凍食品、ニチレイフーズ、日本水産）の中四国エリアでの共同配送の取り組みが、環境負荷低減とコストダウンに効果があると評価された。
受賞したロジスティクス・プランナーの
石川善三社長（右）
ロジスティクス大賞の受賞式典が都内で先月下旬に行なわれ、同社ソリューション開発部の盛合洋行部長が記念講演した。
盛合部長は�ゞζ永欖匹貌Г濆�むことで共同配送の効果は拡大する��荷主でも物流業者でもない第三者の存在を活用することにより、物流共同化の障害を乗り越える�６ζ渦修魄貉�的な取り組みに終わらせずに発展的なストーリーに育てていく――をポイントに置き講演した。
冷凍食品メーカー３社の取り組みは2007年３月に四国エリアで始まり、09年６月には中国エリアへと拡大した。共同配送参加企業と利害関係のない３ＰＬ業者の利点を生かし、共同保管や幹線便とエリア共同配送の組み合わせによる物流効率化を実現した。
エネルギー使用量は、四国エリアでは07年度通期で共同化前と比較して28.4％減と実現した。中国エリアでは21.2％減を見込んでいる。コストダウン効果についても、四国エリアでは09年度実績で共同化前と比較して21％減を実現し、年間トータルで８％減を見込んでいる。
ニチレイロジグループは「中四国エリアでの取り組みをベースに、今後も他エリアの共同配送と他の物流範囲への適用も検討していく」としている。
ロジスティクス大賞はＪＩＬＳが創設し、今年で第27回を迎えた。