豆乳ヨーグルト堅調、群馬工場にライン新設
ポッカサッポロフード＆ビバレッジは缶飲料やＰＥＴボトル、カップ入りスープを生産する群馬工場（群馬県伊勢崎市）に、新たに豆乳ヨーグルトの製造ラインを設置する。堅調に成長する豆乳ヨーグルト事業で新たな国内需要を掘り起こし、積極的な事業拡大を図る。投資額は53億円。稼働は来年３月を予定している。
製造ライン数は２ライン。従来の小型容器（約100ｇ）に加え、約400ｇの大型容器の製造もそれぞれのラインで対応できるようにした。小型容器で年間380万ケース（12個入り）、大型容器で年間340万ケース（６個入り）の生産能力を持つ。
ポッカサッポロフード＆ビバレッジは「神戸プリン」などのチルドデザートを製造販売するトーラク（神戸市）から豆乳飲料と豆乳ヨーグルトの営業権を2015年に買い取り、大豆・チルド事業を開始した。
ただ、発売から21年が経つ特定保健用食品「ソヤファーム 豆乳で作ったヨーグルト」や、今年発売した新ブランド「ＳＯＹＢＩＯ（ソイビオ）豆乳ヨーグルト」はトーラクから製造供給を受けていた。
豆乳や豆乳加工食品は健康意識の高まりや商品の多様化、使用用途の広がりによって生活に定着している。需要は底堅いが、商品開発を含め市場拡大を図るためには「自社で内製化することが必要と判断した」（ポッカサッポロフード＆ビバレッジ）という。
群馬工場は1991年設立。敷地面積８万4000�屐�建物面積１万9000�屬�
広さ（同社ＨＰから）