“蒸し”に特化、ボックススチーマーの新機種も

 マスダックは10月に開催される「ジャパンパック」(東京ビッグサイト)に「蒸しフェア」と題し、蒸しに特化した出展を行う。トンネルスチーマー、ボックススチーマーによる実演・試食のほか、多彩な蒸し菓子を提案、技術相談受付を会場で行う。

    ボックススチーマー

 同社はスチーマー発売から40年。品質のよい蒸し菓子を作るために必要な、蒸しの原理に基づき、超低圧二次蒸気発生装置、予熱ゾーン(トンネルスチーマー)、ロス対策の構造など、独自の技術を備えたスチーマーを製作している。蒸気の制御がしやすく、製品に合わせて幅広く活用できる。また、海外へのスチーマーの出荷もソフト提案と合わせて増加。日本にないオリジナル商品も海外で生まれている。
 近年は食品の安全・衛生、製品切り替えの多さ、蒸気を扱う熟練者の減少など、主に顧客の現場の課題を踏まえた改良を重ねている。また、蒸気の技術に精通したスチーミング調理技術研究会の平山一政代表を顧問に迎え、既存製品の進化を視野に技術検証を継続し、顧客の蒸しに関する課題解決のサポートに力を入れている。
 ボックススチーマー(SSO-1B型)は超低圧二次蒸気発生装置をコンパクト化したリニューアル機を出品。蒸し菓子の代表である饅頭蒸しを実演する。
 蒸しに関する課題解決のため、技術相談会で平山一政氏が対応する。