うなぎ蒲焼? 実は練り製品

 見た目も味も、ウナギのかば焼きそっくりな一正蒲鉾(新潟市)の水産ねり製品「うなる美味しさ うな次郎」が業界で注目されている。発売から約1年、7月26日を「うな次郎の日」として日本記念日協会(長野県佐久市)に申請し、登録された。

   ご飯にのせれば「うな丼」?

 原料は魚のすり身で、独自技術によりウナギ蒲焼きの食感に近づけた。皮の黒さは竹炭で色づけ。開発に8年を要した。甘辛い醤油ベースのタレと、表面のパリッとした香ばしさ、蒲焼き独特の焦げ目、鼻に抜けるような風味など、歯触り、舌触りともウナギのかば焼きそのものといっていいほど、完成度の高い商品に仕上がった。
 希望小売価格は2枚入り(タレ、山椒付き)で税別328円。
 昨年6月に販売を開始し、年間100万パックの当初目標を達成。CMや記念日効果も期待して、今年はほぼ倍増の192万パックの販売を見込んでいる。
 そのまま食べても、電子レンジで温めてもおいしく食べられる。ご飯の上に乗せれば、そのままうな丼風になり、「う巻き」、「うざく」、「茶碗蒸し」、「押し寿司」の素材にも使える。