ラインの一括制御を提案、省エネのX線異物検出装置も

 イシダはパワーセーブモード機能を搭載して省エネを実現したX線異物検出装置をFOOMAに出品する。省エネだけでなく、従来仕様より部品の寿命を延ばすことも実現した。

   新型X線検査装置
   IX-G2-4076-1-01S

 同社のワールドワイドな開発ネットワークで開発した「トレーシーラー機」も出展する。 
 「トレーシーラー機」は商品を充てんしたトレーに混合ガスを充てんした後、フィルムで完全密閉する装置。特にヨーロッパでは食肉、生鮮品をこのシステムで包装するケースが増加しており、鮮度維持、衛生面の強化で抜群の評価を得ている。
 今回の展示のポイントは単体の装置だけでなく「供給〜計量〜包装〜検査」の全自動システムラインのラインナップ化を提案すること。このラインには、予約交信システムを搭載しており、連動している全ての機器の稼動パラメーターをワンタッチで瞬時に変更できる。
 これは製品の入替え時に入力ミスなどを防止する。このシステムラインは従来のバージョンを機能アップした「i‐STATIONLINK2」とも連動しており、ラインの稼動状況が遠隔でモニタリングできる。しかも計量、包装だけでなく、検査機器の検査などの履歴も記録媒体に保存することができる。顧客のトレーサビリティーに対するニーズに応える機能を満載している。