北海道独自の食品機能性表示、認定決まる

 北海道は健康に役立つとされる飲料や健康食品などを認定する「北海道食品機能性表示制度」の認定第1号に、8社12品を27日選んだ。
 申請があったのは10社の計15品で、有識者委員会が審査していた。公募していた制度の愛称は「ヘルシーDo(ドゥ)」に決まった。
 第1回認定商品は次の通り。(カッコ内は事業者名)
 ▽サプリメント・活里AHCCα細粒ほか3品(活里)▽同・AHCCイムノメディックピュア(オフィスセガ)▽清涼飲料水・オリゴノールウオーター(黒松内銘水)▽ソフトクリーム・美ソフト(雪印パーラー)▽生キャラメル黒豆オリゴノール入り(アイバ)▽オリゴノールアイスクリーム(ミッシュハウス)▽おいしいだいず水煮(フジッコ)▽カスピ海ヨーグルト(同)

認定マーク

 北海道食品機能性表示制度 「ヘルシーDo(ドゥ)」は、食品の高付加価値化による北海道の食関連産業の振興と、保健機能の表示を求める消費者への適切な情報の提供を目的として、2013年4月1日に北海道庁が施行した制度。今回はその1回目の商品認定。
 同制度は企業が提出する申請商品(加工食品)に含まれる成分に関する研究論文などについて、委員会を設置して、学識経験者の意見をもとに「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究」が行われた事実を認定する。申請商品は北海道内で生産された機能性素材を使用し、北海道内で商品を製造し、製造事業者が自ら販売している商品に限る。
 認定商品はパッケージに認定マークと認定内容を表示することができる。これにより、消費者の高まる健康ニーズに対して適格な情報を提供する。認定商品のブランド化・差別化が図られ、道内食産業の振興が期待できる。