アジア包装産業の新組織「APAC」設立
初代代表に大森日包工会長

 日本包装機械工業会(大森利夫会長=大森機械工業社長)はアジア・アセアン地域の包装産業と関連産業の発展を目的に韓国包装機械工業会(KPMA)、台湾包装協会(TPA)とともに新組織のAPAC(Asia Packaging Association's Club)を3日設立した。「JAPAN PACK 2023」の開幕に合わせて発表会見を行い、各団体の会長が設立合意書に署名した。

 APAC初代代表に就任した日包工の大森会長は日本、韓国、台湾での各主催展示会に合わせて人材・情報の相互交流、広報・イベント活動を推進し、アジア地区の包装産業と関連産業の発展に寄与するとした。そのうえで「日本包装機械工業会としてはAPACの活動を通じてジャパンブランドの発信強化、JAPAN PACKの国際化によるステークホルダーの拡大、ビジネスマッチングの促進を図っていく」と語った。

 KPMAのリーシュン会長、TPAのベンカーPCリャオ会長、オブザーバーを務めるインフォーママーケッツのアジア地区代表らも挨拶し、将来的にはアジア・アセアン各国へ相互交流の枠組みを広げていく考えを示した。APACの事務局は日包工内に置いた。

APAC設立に署名した(右から)TPAのベンカー会長、大森会長、KPMAのリー会長、イン
フォーママーケッツのジェフリーオーアジア地区代表