ヒートポンプ蓄熱センターはピーク電力抑制、省エネルギー、CO2削減に向けて、アジア初のヒートポンプ・蓄熱技術の多国間ネットワーク「アジア・ヒートポンプ・蓄熱技術ネットワーク」を設立した。
アジアでは冷房用電力需要の高まりによって電力不足状態が長年続いている。ヒートポンプ・蓄熱システムは昼間冷房による使用電力を大幅に削減でき、ピークの電力抑制に非常に有効なうえ、省エネ、CO2削減効果も得られる。
同システムの一層の普及、発展のため、日本の呼びかけにより、日本、中国、インド、韓国、ベトナムのヒートポンプ関係者が集まり同ネットワークを設立した。
主な活動内容はアジア・ヒートポンプ・ニュースレターの発行、普及に向けた課題の把握と解決、最新技術・市場動向等の情報共有、冷媒管理も含めた技術的課題の整理と対策など。将来的には技術交流会、共同プロジェクトやイベントの共催などの活動も実施する。
今後は他のアジア各国にもネットワーク参加を呼びかけ、参加国を増やしていきたいという。