水産業の持続可能性実現へ、議論深化
東京サステナブルシーフード・サミット

 シーフードレガシー(花岡和佳男社長)と経営誌の日経ESGは「東京サステナブルシーフード・サミット2021(TSSS2021)」を10月11〜13日にオンラインで開催する。ブルー・エコノミー、SDGs達成期限の2030年に向け、日本の水産業のサステナビリティを加速させるDXとESG投資に焦点を当て、次の10年でいかにブルー・エコノミーを実現するかの議論を深化させる。

 今回はオンライン機能を活用して、参加者同士が交流する場を設ける。共催はウォルトン・ファミリー財団、デビッド&ルシール・パッカード財団。

10月11日〜13日、オンラインで開催

    花岡社長

 東京サステナブルシーフード・サミットの前身、東京サステナブルシーフード・シンポジウムは2015年から毎年開催し、サステナブルシーフード・ムーブメントをリードするアジア最大級のイベントとして成長してきた。年々参加者が増加し、昨年は登壇者108人、3800人を超える人がオンラインで参加した。

 今年のテーマは「ブルー・エコノミー、2030年へのロードマップ〜DXとESG投資で変わる日本の水産」。より実践的なムーブメントをつくるイベントをめざし、今回から「シンポジウム」を「サミット(=山頂)」に改めた。今注目のDXやESG投資に着目しつつ、SDGs達成年の2030年に向けて、次の10年でいかにブルー・エコノミーを実現するか議論する。

 また、オンライン機能を活用し、最新の情報共有に加え、水産業のサステナビリティ促進に向けて本腰を入れたい参加者同士が交流する場を設ける。

大手水産や大手小売りがそろう

 水産庁、WWFジャパン、ノルウェー水産物審議会、国内外の有識者が登壇する。特に注目されるのが、SeaBOS加盟企業のマルハニチロ、日本水産、極洋、セルマックが企業連携プラットフォームの意義と今後について議論するパネルディスカッション。今回初めて同じセッションに登壇するイオン、日本生活協同組合連合会、セブン&アイ・ホールディングスのパネルディスカッションも見逃せない。

 詳細と申し込み方法は公式サイトで確認できる。参加費は3日間通しで1人5500円(税込)。日英同時通訳。各日午前9時30分から午後5時まで開催する予定。参加者はセッション資料のダウンロードが可能。12月末までアーカイブを視聴できる。