マヨネーズをヨーロッパで製造、販売

 キユーピーはマヨネーズを欧州で製造し、ヨーロッパで3月末から販売を開始した。
 昨年8月設立したグループのKewpie Trading Europe B.V.(オランダ・アムステルダム、資本金18万1600ユーロ、キユーピー100%出資)が業務を行う。
 オランダで委託生産し、外食、中食、市販用をターゲットに、ベーカリー、レストラン、スーパーなどに向けて出荷。オランダ、英国、スペイン、ドイツなどを中心にメニュー提案や店頭試食を通じ普及を図る。
 発売する商品は、日本の「キユーピーマヨネーズ」に近い味わいで、卵黄のコクが特徴の「KEWPIE MAYONNAISE」( 500ml 、オープン価格)。欧州の調味料に一般的に使われているハードタイプのプラスチックボトルを採用した。
 同社では「市場調査を兼ねて欧州に日本製のマヨネーズやドレッシングを輸出販売してきた。現地製造品の販売を始めることで欧州の取引先ニーズに柔軟でスピーディーな対応となる。国内で培ってきた提案力を生かし、欧州市場への展開を加速していきたい」としている。