COセンサ
大阪ガスは食品加工場や給食センターなどで業務用ガス厨房機器を使用している事業者に業務用換気警報器(COセンサ)を無償で貸し出している。CO中毒事故を防止し、ガス機器を使用時の換気励行を周知する活動の強化を図る。
無償で貸し出しているのは、ガス機器の不完全燃焼により発生した一酸化炭素が人体に影響を及ぼす前に、光と音声で知らせ、喚気の実施を促すCOセンサ。食品加工場、学校や給食センターなどの給食設備、食堂、レストランなど業務用ガス厨房機器を使用している事業者を対象に貸し出している。
加工場などでは複数の従業員が業務に従事し、場合によっては給排気設備の作動状況について十分な確認がないまま機器を操作していることもあり、給排気設備の不使用や不備が事故原因につながると考えられている。
設置は大阪ガス社員、または同社が委託した巡回調査員が事業者先を訪問し、ガスの使用状況や使用機器を確認した上で、COセンサを貸し出し設置する。巡回訪問は来年3月末までを予定。「湿度などの環境影響を受けにくいセンサを採用していて、業務用厨房への設置に適している」(同社)という。