木村マネージャー
高精度AI自動翻訳の開発・運営を行うロゼッタ(東京都新宿区、五石 順一代表)は、無料ウェビナーをこのほど開催。既存のチャットボット上で多言語環境を手軽に構築し、言語の壁を越えた非対面コミュニケーションを実現するソリューションを紹介した。ウェビナーのテーマは「チャットボットの効果を最大化する『多言語対応』スキームとは?〜社内外のコミュニケーションをAPIで促進・効率化〜」。
チャットボットは人工知能を活用した自動会話プログラムのこと。FAQ対応や対外的なカスタマーサポート業務、社内チャットの活性化など多岐にわたる用途で多くの企業に導入されている。
同社のチャットボット向けシステムの特徴はユーザー辞書機能を備えること。業界特有の専門用語や略称を自動変換し、事前登録した単語を表示する。専門性が高い水産業界においても活躍が期待される。
MT事業部の木村雄一マネージャーは「ユーザー辞書機能を持たせることでより的確な回答が可能となる。同機能を実装しているシステムは少ない」と独自性を強調した。
ウェビナーでは、ビジネスチャットツール「Slack(スラック)」を活用した翻訳システム活用例も紹介された。同社はスラック内で使用できる拡張アプリ「Rozetta Translator」を提供しており、多言語間の円滑な意思疎通に貢献している。
同アプリは業界トップの翻訳精度を誇るほか、翻訳スピードが速く、リアルタイム・即時性を求められる環境に最適。チャットボット用システム同様にユーザー辞書に対応する。「Rozetta Translator」で使用するリアルタイム翻訳エンジンは内製化されており、セキュリティ性も高い。
ロゼッタは無料ウェビナーを定期的に開催。企業向けAI自動翻訳の具体的な活用事例を発信している。