食品6社、物流プラットフォーム構築で合意
 ドライ品の共同配送、物流拠点の共同利用を検討

 味の素、カゴメ、ミツカン、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社の食品6社は、効率的で安定した物流の確保に向けて食品企業物流プラットフォーム「フードロジスティクスインテリジェントネットワーク」(F-LINE)を構築することで合意した。
 食品業界全体で課題に取り組む体制が必要だとして、食品サプライチェーン全体の発展をめざし、プラットフォームを構築する。物流の効率化や安定的な運営体制の実現、物流品質の向上のほか、企業単独で解決するのが困難なトラックドライバー不足、行政の指導強化といった「物流環境の激変」に対応する。
 6社は食品企業物流プラットフォームを通じて協働で戦略を立案する。まずはドライ品を対象に6社の共同配送を検討し、物流拠点の共同利用や高密度エリア配送によって輸送効率の向上を図る。
 また、中長距離幹線輸送の再構築、受注基準や納品基準など物流システムの標準化も検討する。