植物由来プラスチックを包材に使用したエコマーク商品を発売

 日本生活協同組合連合会は再生プラスチック、植物由来プラスチックを包材に使用したエコマーク認定取得商品「CO・OPオリジナルブレンドレギュラーコーヒー」、「CO・OPセフターE」など16品目を8月から順次販売する。
 発売するエコマーク認定商品は、包材に使用済みPETボトルを原料とした再生プラスチックや、サトウキビを精製した際の副産物などの植物由来プラスチックを一部使用する。
 石油由来資源の使用と二酸化炭素排出量の削減を図るもので、今後、カレーなどのレトルトパウチ品などに採用を拡大する。

 容器包装廃棄物は家庭から排出するごみの容積比で54.7%を占め、その削減は社会的な課題となっている。また化石資源消費量や温室効果ガス排出量を低減することは持続可能な社会の実現のための喫緊の課題となっている。
 昨年6月にエコマーク認定基準が改訂され、「詰め替え容器・省資源型の容器」のカテゴリーに「植物由来プラスチックを使用したプラスチック製容器包装」の認定基準が新たに制定された。
 再生プラスチックについてはラミネート品などにも適用できるように「再生プラスチックを使用したプラスチック製容器包装」として基準が再編された。
 これらの新設・再編によって、資源の有効活用のためのプラスチック容器包装等の3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進、植物などのバイオマス資源を原料とする容器包装の活用促進を図っている。今回のエコマーク取得商品は、この2つの認定基準が新設・再編されてから初の発売となる。

 エコマークは日本環境協会が認定しており、さまざまな製品・サービスのうち、原材料調 達から生産、廃棄までのライフサイクル全体で環境への負荷が小さく、環境保全に役立つと認められ、 基準を満たした商品に付与される。エコマークを商品に表示することで、環境配慮の意識の高い企業であることなどを消費者にアピールできる。