ローソンは北海道、東北、関東、中部地区の米飯・調理パン・調理麺・惣菜の製造工場(30カ所)に放射線線量計を導入し、オリジナル商品の自主検査を1日から開始した。
自主検査は食品衛生法に基づく放射性セシウムを計測できる放射線線量計(NaIシンチレーションサーベイメーター)を導入し、米飯・調理パン・調理麺・惣菜のサンプリング検査を実施する。対象はローソン5300店舗。当初は主要商品から開始し、4月末以降には全商品の検査に拡大する。
放射線基準値を超えた放射性物質が検出された場合は出荷を停止し、早急に産地の変更を実施。検出された商品の供給元と産地に結果を報告する。ホームページ上でカテゴリーごとに検査結果(基準値超えの割合)を公開する。
これに先立ち、同社は2月1日から中部以北の青果加工・集荷センター(16箇所)に放射線線量計を導入し自主検査を実施している。「放射性物質の自主検査体制を整え、引き続き東北地区の農産物を取り扱う」(同社)としている。