「バッファロー」ブランドでパソコン周辺機器などを手がけているメルコホールディングス(牧寛之社長)は4月27日付で麺メーカーのシマダヤ(木下紀夫社長)の株式を取得し持分法適用関連会社とした。
メルコのシマダヤへの出資比率は22.7%となる。シマダヤの資本金は10億円。発行済株式総数は1250万株。
メルコの創業者の牧誠会長はシマダヤを創業した牧清雄氏の子息、シマダヤの牧実会長とは親戚関係にある。牧寛之社長は牧誠会長の長男。
取得の目的についてメルコは「当社のネットワーク技術、ストレージ技術を用いた製造プロセスの監視・管理システムの検証実施等、より安全で高品質な食品をお客様へお届けするシステムサポートを通じ、食の安全性訴求の事業化を目指し株式を取得することとした」としている。
メルコは製造管理システムの分野でシマダヤを活用できる。
シマダヤはこのところ具付きのチルド調理麺のメーカーを相次ぎM&Aで子会社化しており、子会社の管理レベルを、業界内でも厳しいと言われるシマダヤの安全管理レベルに引き上げることにメルコの技術を活用することなどが考えられる。