旭水産を傘下に、水産取引強化

 久世は旭水産(東京築地)の全株式を取得し、4月1日子会社化する。水産物の取引強化が目的。旭水産は寿司店、レストラン、ホテル、飲食チェーン店などを取引先とする水産物仲卸会社。特に高級飲食店に対する販売比率が高い。
 久世は生鮮品の販売力強化を目指しており、旭水産の子会社化により今後、鮮魚事業の推進強化を図る方針。
 現社長の村田達則氏は引き続き同社の経営を担う。「当社とのシナジー効果を発揮しつつ、村田社長を中心とした経営体制で今後も運営する」(久世)。
 旭水産の2013年3月期売上高は24億8400万円。