フーデックス、5日まで開催
未利用魚、米粉など豊富に展示

 アジア最大級の食品・飲料専門展示会「フーデックスジャパン2010」が幕張メッセで5日まで開催している。出展社はオーガニック食材や未利用魚、米粉など食材の新利用法を展示、来場者に新商品の開発用途を提案している。
 Well-Food展 (8ホール)は「食を通してwellness に」がテーマ。昨年に続き2回目となる今回は、43社(63小間)が出展。出展キーワードとして“環境”、“健康”に“美容”を今回追加し、オーガニック食材・インナービューティー飲料など、消費者の食に対する「こだわり」に対応する製品を揃えた。特に大手製薬メーカーの出展に注目。出展企業のうち半数の22社が新規出展。有機JAS扱い企業がひと目で分かる「オーガニックMAP」を配付している。
 養魚・未利用魚、目利き力! FISH MARKET(8ホール)は前回好評を得て規模を拡充して開催(48社53小間)。会場に「養魚」、「未利用魚」、「市場」をテーマにしたメインステージを設置。魚資源の有効活用を主眼に養魚や未利用魚などに注目し、新しい食べ方の提案など実践的な情報が得られる。また、魚の仕入れに長けた築地仲卸が目利きした、バリエーション豊富な魚の商品を陳列している。
 農産食材展(7〜8ホール)は素材を生かした農産物・畜産物・農産加工品をPRする出展者が61社(102小間)集結。今回は地元農産物にターゲットを絞った自治体も出展し、地域によって特徴や食べ方も様々な農産食材を展示。また、注目度の高い米粉は前回好評だった「米粉パビリオン」の継続で、米粉についての国の取り組みから生産・製粉技術、食材の提案までの有益な情報を提供している。

米粉を使ったアレルギー対応食品を開発