トンネルオーブンを筆頭に多彩な製品群が登場

 マスダックマシナリー(埼玉県所沢市、増田文治社長)は「焼く」、「蒸す」、「絞る」、「どら焼き」をテーマに多彩な製菓機械を出品する。生産性向上や新商品開発、技術継承などユーザー業界が抱える課題の解決ニーズはコロナ禍で増しており、食品ロス削減や環境保全などのSDGs対応と併せてベストソリューションを提案する。

 主力機種の「トンネルオーブン」はキャタピラの上に天板や型を乗せて焼成する。大量生産ラインを構築できるだけでなく、商品の段取り替えがしやすく、多品種生産にも向いている。導入実績は多数あり、品質向上をはじめロス低減、焼き時間短縮などの成果をあげている。アフターサービスも高い評価を得ている。

 「ファインアップ ボックススチーマー」は良質な湿り飽和蒸気ときめ細かな温度制御によって、蒸し菓子の品質向上やロス低減に効果を発揮する。100℃未満では緻密な温度コントロールを可能にする。

     商品の段取り替えがしやすく、多品種生産にも向いているトンネルオーブン

 デポジッター(充てん機)は単体機から全自動ライン用まで幅広くラインナップする。量産ライン用の多列充てん機「ユニバーサルデポリ―」はリニューアルし、充てん精度や操作性、静寂性をさらにアップした。ロングセラー商品のロス低減と品質向上に貢献する。

 単列仕上げに特化した「ライトデポリ―」は品種切替えや清掃時間を大幅に短縮すると同時に作業者の負担を軽減する。口金を替えればシュークリームやカップデザートなど様々な商品に対応できるため、商品アイテム変更が頻繁な生産現場に最適。

 同社を代表する「どら焼機」は熟練者頼りの平鍋物(どら焼き、鮎焼き、あん巻きなど)の機械化を実現する小型どら焼き機のほか、生産性向上と異物混入リスクを低減する全自動どら焼機を出品する。清掃や装置の着脱、消耗品交換にかかる時間と負担を軽減する。
 小間番号は540。

  単列仕上げに特化した「ライトデポリ―」