パッケージサラダの新工場稼働、需要増に対応

    新遠州工場の完成イメージ

 パッケージサラダの製造販売で国内シェアトップのサラダクラブは遠州工場(静岡県周智郡)を新たに建て替え、5日稼働を開始した。パッケージサラダの需要増加に対応し、生産能力を増強する。
 東海・北陸エリア向けの生産拠点。建築面積1203坪。約25種類の野菜を使用する。省力化ラインを導入して生産効率化、高品質化を進める。また、同社初となる見学通路を設置する。公開は夏以降を予定している。「地域とのコミュニケーションを図り、パッケージサラダの理解促進をめざす」(同社)という。
 サラダクラブは遠州工場を含め国内に直営7工場を持つ。契約産地がそれぞれ最適な季節に合わせて野菜を生産する「産地リレー」を活用し、常に旬の原料を調達できる強みを持つ。
 国内パッケージサラダ市場は年々増加傾向にあり2017年は1395億円に拡大した。サラダクラブは国内シェアトップの24%を獲得する。