カスタムサラダ専門店に５億円出資
「ＣＲＩＳＰ ＳＡＬＡＤ ＷＯＲＫＳ」
三菱商事はサラダ専門店を多店舗展開する�螢�リスプホールディングスの第三者割当増資を引き受け、このほど資本業務提携した。出資額は約５億円（出資比率18.4％）。
クリスプＨＤは、客の好みに合わせたサラダを主食として提供するカスタムサラダ専門店「ＣＲＩＳＰ ＳＡＬＡＤ ＷＯＲＫＳ」を都内で14店運営しているほか、モバイルオーダー・オンライン決済と店舗運営、ＣＲＭ（Customer Relationship Management）を一括提供するシステム「ＰＬＡＴＦＯＲＭ」を独自開発し、中小の外食事業者向けに販売している。
「ＰＬＡＴＦＯＲＭ」は店舗オペレーションの効率化や食品ロスの削減のほか、蓄積データに基づいて消費者のし好や属性に合わせたマーケティングで、Life Time Value（顧客生涯価値＝企業が顧客１人の生涯に対して価値を提供し得られる利益）の向上に貢献する。
また、天気などの外部データとＡＩ学習を組み入れ、売上げ予測や自動発注、ダイナミックプライシングの機能を搭載するなど次世代型店舗の開発も進めている。
モバイルアプリを使ったオフィスデリバリー事業は昨年開始以来、都内のベンチャー企業やシェアオフィスなどで導入が進んでおり、今年から本格展開する。
クリスプＨＤは今回の調達資金を店舗のデジタル基盤の強化や「ＰＬＡＴＦＯＲＭ」の開発、デリバリー事業の拡大に使う。
三菱商事は業務提携を円滑に推進するため、常勤取締役１名を送り込む。