TOKYO PACK 2016開幕、7日まで

 「TOKYO PACK 2016 東京国際包装展」が東京ビッグサイトで4日開幕した。
 包装資材・容器、包装機械を中心に、調達から生産、物流、流通、販売、消費、廃棄・リサイクルに至るまでのあらゆる分野を網羅する、包装の最新情報が一堂に集まる国際総合包装展。出展社数669社、出展小間数2556の規模で開催される。今回のテーマは「伝えよう、NIPPONの包装力を」。

 初日の開場直後の様子、既に多くに来場者が

 展示会のメインは、出展社数の37.4%、小間数で65.4%を占める包装資材・容器、包装機械。包装に求められている潮流と将来的なトレンドを展示会で探ることができる。また、包装の前工程である食品・医薬品・クリーン関連資材と包装後の流通・物流システムなどが出展され、食品の製造から包装材料供給、充填包装、検査、搬送までトータルなシステムとして一堂に見ることができる。
 会期中は日米による「基調講演」をはじめ、「グローバルパッケージングセミナー」、「テクニカルセミナー」、スウェーデン包装セミナー」、「医薬品包装セミナー」、「出展社による最新包装技術セミナー」などが連日開催される。日本包装技術協会が年間行事として行っている「2016日本パッケージングコンテストのジャパンスター賞」、「2016木下賞」などの受賞製品・技術を紹介。フォーラムも開催される。

左から大坪清副会長、藤重貞慶副会長、
浅野茂太郎会長、井原巧政務官、
マグヌス・ローバック大使、高沢高史実行委員長

 展示会初日の開会式では主催者を代表し日本包装技術協会の浅野茂太郎会長が「近未来を先取りするような高度な日本の包装技術を世界に発信していくため、本展のテーマを『伝えよう、NIPPONの包装力を』に決めた。このテーマを基に包装関係者が総力を結集して、人、地球のために包装ができることを余すことなく披露していきたい」と意気込みを語った。
 来賓を代表し経済産業大臣政務官の井原巧氏は「包装は多くの産業を支えるとともに、消費者に使いやすいデザインが求められるなど、商品の付加価値を高める重要な役割を担っている。色々な包装技術を世界に発信し、国際競争に打ち勝ってほしい」と挨拶した。

 開会式にはスウェーデン大使のマグヌス・ローバック氏、日本包装技術協の藤重貞慶副会長と大坪清副会長、実行委員長の野沢高史氏が出席した。
 「TOKYO PACK 2016」は7日まで開催している。