ＯＥＭで高い信頼、業界に存在感
ジャパンフーズ��
ジャパンフーズはＯＥＭの要請に即応するため様々な調合設備、生産設備を保有している。ユーザーの新商品、新技術導入は加速している。そこで炭酸、果実、コーヒー、茶系、酒類――多様な飲料製造に対応できる技術を研磨してユーザーからの信頼を確固たるものとしている。
飲料、容器の多様化に対応するため、ボトル、缶合わせて11ラインを保有。ボトルラインは小型ペットボトルを充てんするための専用の２ラインをはじめ、大型ペットボトル専用２ライン、小型から大型まで幅広く対応できる兼用の１ライン、ペットボトル、ボトル缶、ガラスびんに対応するマルチ型１ライン、またファストフードチェーン店向けの原料となる濃縮飲料も扱っている。
11ラインを保有し、幅広く対応
長年のＯＥＭで培ってきたライン構成はこの専用と兼用ラインが特徴的といえる。Ａラインは小型ペットボトル、Ｐラインは大型ペットボトルのようにほぼ専用ラインとなっているが、Ｂラインは容器の型換えが多く毎日稼働内容が変わる。ペットボトル、ガラス、びんなどを幅広く担当。その容器に見合うようキャッパーを型換えし、ラインの幅も変えなければならない。スターホイルが容器の種類だけ用意されている。
この型換えの迅速な対応がユーザーからのあらゆる受託生産に応え得る経験と技術となった。ラインスタッフは幅広い容器、速度、製品に精通することとなり、最新鋭の機械設備はもちろん、人材を育てることとなった。
ペットボトルのＳライン、2001年６月から稼働している
殺菌ラインにもＯＥＭの経験が活かされている。茶系と果汁系で殺菌装置を分けており、茶も緑茶と紅茶で分けている。殺菌には熱交換プレートを用いるが、パッキンについても匂いが吸着しないようなものを使用している。
品質管理においても「人・技術・システム」を結集している。各製造ラインには高精度の自動検査システムを導入。実ビン検査機は以前人が目視チェックしていたものを10数台のカメラチェックに切り換え、それぞれのカメラが目的をもって検査している。キャップ、ラベル、異物が入っていないか、充てん量などが適切かを連続して測っている。
また異物や虫の侵入を防ぐため、充填室入口のエアシャワーの設置、充填室の陽圧化などの設備を導入。さらに、経験豊かなスタッフが官能検査、化学分析、微生物検査、外観検査を行ない、「人の目」も加えた厳密な検査を実施している。
大型ペットボトルのＴライン、2003年７月から稼働している