東洋製作所は新開発の小型フリーザーや新型スプリング式ろ過装置をＦＯＯＭＡに初出品する。
　小型フリーザーは既存のサーモウェーブ「ダッシュ」フリーザーの優れた技術を踏襲しつつ、中小の食品メーカー向けに開発した。商品（食品）に合わせて風速、ベルトスピードを変化できる。ノズルは上下吹きのスリット方式を採用し、凍結時間を短縮する。コンパクトで洗浄しやすい構造も特徴のひとつ。

　新型スプリング式ろ過装置は、バネを用いた特殊な機構を採用している。このバネは耐食性のステンレス線で作られており、バネとバネの間にはミクロン単位の突起がある。
　ろ過過程ではバネ表面にろ過助剤層を形成し、より純度の高い清澄液を得ることが出来る。
　洗浄時はバネ内部に洗浄水を流し込むことでバネがゆるみ、簡単に洗浄することが出来る。用途は海水、井戸水、液体調味料、薬品などのろ過や粉体の回収を想定している。