太陽光発電、2年で2000店舗に導入

 ローソンは店舗の屋根に太陽光発電システムを設置する。9月から着手し、発電量の多い地域から優先する。今年度中に1000店舗、来年度中に1000店舗、計2000店舗に導入する。7月1日から施行された再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に合わせ、発電した電力を売電するのがねらい。電力会社申請許可後の10月から売電を開始。
 1店舗に設置する太陽光発電システムは、売電用の10kw(5kw×2系統)と店舗使用の2kwの合計12kwを発電でき、電力量は年間約1万1000kwhとなる。店内には発電量を表示するモニターを設置し、リアルタイムに確認できる。また、インターネット上でも発電量を確認できるので、本部でも稼働状況を管理できる。
 ソーラーフロンティア製とパナソニック製を採用。「国内メーカーの太陽光パネルは発電効率が高く、施工体制や保守体制に優れている」(同社)という。
 同社はこれまでにも「環境配慮型店舗」と位置づけ、太陽光発電やリチウムイオン電池などの実験を行なってきた。現在、全国20店舗に太陽光発電システムを設置している。