差別化できる独自技術力志向

 日本水産の細見典男社長は株主総会で「今後対処すべき課題」として、新中計「MVIP2017」の基本方針を株主に改めて示すとともに、「企業としてめざす姿」として次の4点を強調。企業価値を高める考えを語った。

       細見社長

 「当社とグループは変化に対応し、差別化できる独自の技術力を持つメーカーをめざす。そのため(1)成長に向けて積極的に投資、(2)資源アクセス力を強化、(3)健康機能食品・高付加価値商品を提供、(4)海外でのパフォーマンスを拡大(北米、欧州に続き、アジアに注力)に取り組む」。
 また創業以来受け継いだ企業遺伝子である(1)使命感、(2)イノベーション、(3)現場主義、(4)グローバル、(5)お客様を大切にする――のもと、CSRに根ざした経営を推進し、広く社会に貢献するとともに、財務体質を強化し、企業価値を高めていく」。