ドイツ製の次世代採肉機

 BAADER社グループのリンコフードシステムズは水産業界や食肉食鳥業界で注目を集めている次世代型採肉機「BA601」を提案している。

シーフードショーで実演した「BA601」

 ソフトベルトを使用してミンチ肉を採取するため、従来のスクリュー式採肉機とは異なり、食材への過剰な圧力と熱による変質を防ぎ、高品質の採肉を加工することができる。
 「BA600」シリーズの採肉機は大きさが異なる5機種が揃っている。もともとは畜肉の身と骨を分離するために開発されたが、魚の落とし身製造、魚卵分離、果肉果汁分離、チーズ等の製造工程ミス製品の包装と中身の分離など、汎用性が広く、様々な用途に使用されている。
 フィレマシンで有名なドイツ・BAADER社製。同社製の加工機器らしく、単純構造のためメンテナンスもしやすく、耐久性に優れている。
 先月開催されたシーフードショーに初出展、実演を交えて紹介した。昨年BAADER社グループとなったTRIO社のピンボーンリムーバーの展示・実演も行った。同機はサーモンフィレの表面に残った小骨を魚から無理なく抜き取り、除去する画期的な機械。