一般財団法人日本冷凍食品検査協会は、�／�品の品質管理の基礎がインターネット経由で体系的に学べる「e-ラーニング」、�⊃�品企業に対する「試験室への総合的な技術支援」を2014年度の新規事業としてスタートしたと２日記者発表した。前田重春理事長が新規事業開発の経緯を説明、吉田俊子事業本部企画部主任がe-ラーニングについて、高橋孝�纏�業本部副本部長が総合的な技術支援について説明した。
前田理事長は挨拶の中で、「これまでも品質管理の研修は東京で実施してきたが、北海道、九州など遠方からの参加は時間と費用が掛かり、参加者が制約されていた。新たに開発したe-ラーニングは、ネットを通じてどこにいても講習が受けられるシステムで、食品業界全体のレベルアップが狙い」だと説明。また「試験室への総合的な技術支援は、食品安全について継続的に支援する『食品安全支援』と、農薬混入事件のような緊急時の初動体制を支援する『危機管理支援』で構成し、顧客の要望に応じて対応は異なる」という。
e-ラーニングは�ゞ軌蕕鮗�けさせたいが時間がない��研修場所が遠方で時間と旅費が掛かり、受講者の人数が制限される��自社に体系的に教育できる人材が不在――といった企業に最適な教育システム。会員登録してパソコンにＩＤとパスワードを入力すると、場所や時間を選ばずに、食品事業者に必要な品質管理の基礎が体系的に学習できるのが最大の特徴。
「ビデオは途中を省略して進むことができない仕組みで、前編と後編の２回、理解度チェックテストがある。受講者の進捗具合が遅れている場合は、申し込み企業に連絡を入れて注意を喚起する」（吉田主任）という。
１回の講習は30〜40分程度で、「早い人は１カ月で修了するが、３カ月程度かけて学習するのが理想」だという。所定の期間内に課題を終えた人には「修了証」を発行する。ＰＣ以外、スマートフォンなどでも受講できる。
サービスの利用料金は１名３万6000円（税別、６カ月利用）、10名30万円（同、１年間利用）。５月１日〜７月31日のお試しキャンペーン中は１名３万円（同、１カ月）。
中堅クラスの人材にワンランク上の教育として、通学制の「食品技術者養成学校」もある。同校を終了して試験に合格すると「食品技術管理士」の取得が可能。実習や講習を通じて、他社との情報交換もできる。
試験室への総合的な技術支援事業は、「安全」と「安心」のトータル技術支援。食品安全支援は�〃弉茵併邯骸爾鮴鞍�するためのレイアウト設計や、品質保証システム計画を文書化する技術的支援など）��運用（品質保証システム計画の現場定着のためのマネジメントや精度管理の支援など）�Ｅ生 併楡澳浜�、試験技能などを点検し、問題点などを指摘）�げ�善（問題解決の提案、改善効果の確認など）をパッケージで提案。
もうひとつの危機管理支援は、�．�レーム対応の相談（試験項目設定、原因究明、再発防止策の提案）と、��緊急時の初動体制への支援（専門技術者チームによる技術的支援、危害物質の迅速な試験）。「危機管理についてはパッケージ提案ではなく、有料会員制によるオーダーメイド型の支援。大企業、中小企業、零細企業の３タイプから３社ずつヒアリング調査し、どんな要望が多いのかなど、潜在的な需要を調査する」（高橋副本部長）予定。
新規事業の問い合わせは同協会の事業本部企画部（電話03-3438-1895）まで。