日本缶詰協会は第57回技術大会を11月6〜7日、仙台市の仙台エクセルホテル東急で開催する。次世代型の軽量缶蓋や、微細水滴含有過熱水蒸気による殺菌処理など、注目される23編の研究成果を発表する。発表論文は次の通り。
▽ガンガゼ（Diadema setsum）の「ねりうに」原料としての適性（東京海洋大大学院、東京海洋大学、長崎鶴洋高校）▽イチジク茶の品質関与因子について（東洋食品研究所、東北大学）▽信頼される試験所―ISO/IEC17025の取得（ハウス食品分析テクノサービス）
▽高周波誘電加熱における食品形状の影響（東洋製罐グループ綜合研究所）▽スピンジェクション（新直蒸気吹き込みシステム）を用いた殺菌テスト事例（日阪製作所）▽連続式通電加熱の電流供給方法の違いが熱伝達に及ぼす影響（日本缶詰協会）▽ＡＴＳ法（雰囲気温度スライド法）の検証その２（日阪製作所）▽モロッコでのレトルトパウチ製品普及に向けた技術協力活動（ハウス食品）
▽無菌充填飲料におけるBacillus sporothermoduransの危害性に関する研究（北海製罐）▽交流高電界処理による耐熱性芽胞菌および耐熱性カビの殺菌� 岨誓�飲料をターゲットに〜（ポッカコーポレーション、日本缶詰協会）▽交流高電界処理による耐熱性芽胞菌の殺菌�◆祖禹誓�飲料をターゲットに〜（同）▽耐熱性芽胞菌の酸性条件下における有機酸の抑制効果（伊藤園）▽食品添加物による食品関連細菌バイオフィルムの形成制御（日本大学）▽2000年から2007年までに缶詰食品から分離したCiostridium thermosaccharolyticumの遺伝子解析による同定（日本缶詰協会）
▽低加圧二酸化炭素マイクロバブルを用いた生酒の殺菌について（大和製罐、明治大学、元九州大学）▽微細水滴含有過熱水蒸気による農産物の殺菌・ブランチング処理（農業･食品産業技術総合研究機構）▽糖尿病性腎症向けエネルギー補給用ゼリーへのパラチノースの応用（アヲハタ、キユーピー、三井製糖、甲子園大学、児成会）
▽次世代型軽量缶蓋「スーパーエンド」について（アサヒビール、昭和アルミニウム缶）▽レトルト食品包材用ガスバリア性フィルム「クラリスタ」（クラレ）▽落下衝撃に対するヒートシール面の応答（菱沼技術士事務所）▽摺動レトルト殺菌の具入り内容物への適用（東洋食品研究所）▽加圧後殺菌方式を用いた高ガスボリューム製品の製造方法（アサヒビール、東洋製罐）▽レトルト高菜パスタソースの開発（キユーピー）