経済産業省は2017年の生産動態統計をこのほど発表した。それによれば、「食品加工機械、包装機械及び荷造機械」の生産高は2915億9000万円で前年比9.8%増の伸びを見せた。
このうち「食品加工機械」は824億5900万円で13.6%増、「包装機械及び荷造機械」は2091億3100万円で8.4%増だった。
主な品目別では「製パン・製菓機械」が384億8800万円(前年比19.8%増)、「肉類・水産加工機」が105億1300万円(同3.9%増)だった。
フィルムを製袋して包装する「製袋充てん機」は581億6700万円と1.3%減だったのに対し、化粧箱などを包装する「上包機(収縮包装機・ストレッチ包装機を含む)は128億8400万円と14.9%増を示した。
ユーザー企業の工場増設や省力化機器の積極的な導入など大胆な設備投資が進んだことがうかがえる。